体脂肪を燃焼してダイエットするなら有酸素運動と筋力トレーニング。パーソナルトレーニングのレプレ/吉祥寺・神保町(御茶ノ水)

LEPRE式カラダ辞典

体脂肪の代謝

協力(提携先):医療法人社団ひのき会証クリニック・株式会社マメキカク

ダイエットの基本。体脂肪の代謝

体脂肪の代謝には、中性脂肪が脂肪酸とグリセロールに分解されるのと、脂肪酸とグリセロールが燃焼(代謝)という2つのステップがあります。
中性脂肪の分解には「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素が働きます。
体脂肪を減らすにはまずはこの2つのステップを活性化させる必要があります。
ただ、脂肪酸やグリセロールを二酸化炭素と水にまで分解してエネルギー源として利用しなければ、
最終的に脂肪を減らすことには繋がりません

体脂肪を燃焼させるための方法~有酸素運動~

まずは、代表的な有酸素運動です。
中性脂肪が分解された脂肪酸とグリセロールは、筋肉、心臓、褐色脂肪細胞などでエネルギー源になりますが、
これらは有酸素性代謝系でのみ行われます。
その為、脂肪を燃焼させるためには有酸素運動が大切になります。

しかし、運動そのもののエネルギー消費は残念ながら大きくありません。
30~45分ほどウォーキングをした場合で100~150kcalになります。
そのうちの約半分が脂肪によるエネルギーなので7~10gくらいの脂肪が減ります。
つまり、毎日ウォーキングをしても210~300gほどしか体脂肪は減りません。

体脂肪を燃焼させるための方法~筋力アップ~

もう一つの方法は筋肉量を増やして日常生活でのエネルギー消費を高めることです。
つまり基礎代謝や安静時代謝の増加です。

筋肉は体温維持に重要な役割をしていて、体熱産生の約60%、基礎代謝の約40%を担っています。
研究では、筋肉量が1kg増えると安静時代謝が1日に50~100kcal増えるという結果が出ています。
これは、何をしていなくてもウォーキングを30分したのと同じくらいのエネルギー消費になります。

これらのことから体脂肪を減らしてダイエット痩身をしたいのであれば、
有酸素運動と筋力トレーニングを併用して行うとより効果的だということがわかります。
無理な食事制限のダイエットや長時間の有酸素運動ばかり行うようなダイエットは一時的に体重が減っても、
筋肉量が減り逆に太りやすいカラダをつくってしまいます。

資料:究極のトレーニング 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり 石井直方