協力(提携先):医療法人社団ひのき会証クリニック・株式会社マメキカク
筋量は年齢とともに減っていく
人は20歳~30歳をピークに加齢とともに老化していきます。
その一つに筋量の減少があります。
30歳から50歳の間に10%
50歳から80歳の間に40%も減ってしまうのです。
特に60歳~65歳くらいを目安に急激に減っていき自覚症状も出てきます。
参考:加齢と筋組織
筋量の減少は加齢と「運動不足」のダブルパンチ
老化による筋量の減少は、運動をすることによって抑制・改善・向上することが出来ます。
ということは、まずは運動をして身体活動量を増やしておけば、
筋量の減少が原因で起こる、ケガや疼痛、歩行困難などは未然に防ぐことができ、
また改善していくことも可能なのです。
運動の効果
運動することで抑制・向上・改善させることが出来るものもあれば、
老化によるもので、運動ではどうすることもできないものがあります。
- 運動が効果的なもの
- 筋力:筋が発揮する力
- 全身持久力:運動中の酸素消費能力
- 呼吸機能:肺の中の空気を交換する機能
- 運動ではどうにもならないもの
- 筋の収縮速度の低下:速い動きができにくくなる
- 最大心拍数:運動の有無に関わらず、「220-年齢」で求められる
- 最大一回排出量:心臓が一回に送り出す血液の量
運動で何を目的にすればいい?
上記したように、「筋力・全身持久力・呼吸機能」を向上・改善するには、
以下のことを目的にして行うとよいでしょう。
- 筋力アップ
- 筋量が減ると筋が縮みやすくなり、筋の減少へとつながる
- 柔軟性アップ
- 筋が硬くなると、関節の可動域が減りケガのリスクが増える=運動出来なくなる
- 最大酸素摂取量低下の抑制
- 低くなると、運動中の酸素消費能力が落ちるので、全身持久力も落ちてしまう
- 最大換気量低下の抑制
- 低くなると肺の中の空気を交換する能力が落ちるので、呼吸機能も落ちてしまう
どんな種類の運動をするべきか
- 筋力トレーニング…日常生活よりも強い負荷で行う
- ウォーキング…速歩き
- ジョギング…軽く息が上がる程度
- ストレッチ…リラックスできるくらいの強さで
- 深い呼吸…上記のような運動をしながら、吸:吐=1:2の比率で
レプレのまとめ
老化は誰でも避けては通れないものです。
上記でも述べたように、老化はどうにもならないこともありますが、
運動によって抑制・改善することが出来ることもあります。
運動で老化を抑制・改善出来ることがあることに気づいている方や、
運動が必要だとわかっている方もいらっしゃいますが、
理論や方法がわからず、自分の体にあった正しいやり方で実践できている方はごくわずかです。
自分で出来ている方でも、得意なメニューを選びがちだったり、気づかないうちに動きが自己流になってしまったりしています。
同じ動作でも、動きの中での姿勢の維持や、ターゲットにしている筋肉をメインに使えているかなど、
どうしても自分ではチェックしきれないところは出てきます。
よくある例は、男性で腕立て伏せを自分でやっていても、胸まわりに筋肉がつかず肩こりが悪化するというものです。これは、大胸筋(胸の筋肉)を使うべき動きが、うつ伏せでの姿勢の維持が出来ず、
僧帽筋など(肩周りの筋肉)によって肩が挙上してしまい大胸筋をうまく使うことが出来ていません。
レプレは自分の体に合った正しいやり方がわからない・気づいていない方々のために、
年齢、性別、ライフスタイル、疾病(運動出来ないものもある)、など、
一人ひとりの生活や老化の進み具合に合わせた最適なトレーニング(運動)をご提供しています。
色々なご相談をまじえながら、細かなところまで合わせたプライベートメニューで、
効果のある運動を一緒に始めてみましょう。