有酸素運動は休息を入れたほうが脂肪が燃焼/ダイエットや痩身なら吉祥寺駅徒歩2分・神保町駅徒歩5分のスポーツクラブ・ジム レプレ

LEPRE式カラダ辞典

脂肪を分割払い

協力(提携先):医療法人社団ひのき会証クリニック・株式会社マメキカク

有酸素運動は長時間行わなくてもいい?

脂肪を燃焼させるには脂肪をエネルギー源としていかに有効に使うかが重要です。
体内エネルギー源としては、糖質よりもはるかに脂肪の方が多量にあります。
持久運動などで疲労困ぱいした時に糖質の量が著しく低下するのに対し脂肪の量はまだ余裕があります。

脂肪を燃焼させる有酸素運動は、最低でも20分は行うというのが常識になっていますが
肥満の方では運動による脂肪の分割払いが可能になる研究結果があります。
肥満患者に自転車運動をしてもらい脂肪の燃焼を測ったところ
<5分運動→5分休憩>×6セット
<10分運動→5分休息>×3セット
30分の運動持続のいずれの場合も同じ脂肪分解が確認されました。
このことから、必ず運動を長時間持続しなくてもよいという可能性が出てきました。

むしろ休んだほうが脂肪は燃える!

中強度の有酸素運動を1時間続ける場合と20分の休息をはさんで30分ずつ行う場合とでは、
最終的には運動を分割した場合の方が脂質へのエネルギー依存が高く
しかも運動が終わったあともしばらく高いレベルが維持されたという研究結果もあります。

このことから、長く運動を持続するより「中休み」を入れたほうが脂肪の減量には効果的ということを示しています。
長く続けなければいけないと思うとなかなか取り組むまでに腰が重くなりますが、途中で休んでもよければハードルは下がりますね。
ただしこの場合に中強度というのがポイントなのでウォーキングの場合には強度は低くランニングで行う方が良いと思います。
ウォーキングの場合にはやはり継続的に動かしたほうが脂肪は燃焼されると思います。

ダイエットや痩身を目的にする場合には、
このカラダのしくみをうまく使ってスポーツクラブやジムでトレーニングや運動をすることが大切です。

資料:究極のトレーニング 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり 石井直方